ずっと、傍にいてよねっ!
 全部、夢だった。




 夢だったんだ。



 夢見たいに、楽しい日々だった。



 夢みたいに、綺麗な景色だった。



 起きたら消えてなくなる、夢のようだった。




 「ねぇ、菜緒」




 ドアの向こうから、声がする。
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