ずっと、傍にいてよねっ!
 土足のまま階段を上がっていく浅葱。




 「アメリカみたい……。」




 私がそう呟くと、浅葱が小さく笑った。



 

 「玄関、上にあるだけだから。」



 「そうなの?」



 「シッ!」


 
 私が少し大きな声で聞くと、浅葱が人差し指を唇に当てた。



 クソ、かっこいい……。
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