ずっと、傍にいてよねっ!
 「兄ちゃーーーん!!



 お帰り!遅かったね!!」




 トタトタとかけてくる可愛い男の子が一人。



 「可愛い…。」



 「秦だ。末っ子。」



 「そのおねえちゃんだれ?」



 「友達。」


 そっけなく答える浅葱だったが、ちょっとだけ優しそうだった。
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