ずっと、傍にいてよねっ!
 靴を脱いで、傘をたたんで浅葱の部屋に向かっていると、手前の部屋のドアが開いた。




 「あ! 菜緒姉ちゃん!!」



 「秦くん!!」



 部屋から出てきたのは秦くんと、……浅葱によく似た男の子。



 でも、ちょっとだけ可愛いかな。




 「椎兄ちゃんだよっ!



 椎兄ちゃん、浅葱兄ちゃんのお友達だって!!



 菜緒姉ちゃんって言うんだよ!!」



 なんて元気な秦くん。



 可愛いなぁ。



 「菜緒です。よろし「浅葱にぃの彼女さんですか?」




 ……え?
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