ずっと、傍にいてよねっ!
 掃除が終わって、床に座れるようになった。



 やっと、話ができる。



 浅葱も同じことを思っていたらしく、口を開いた。



 「お前、なんで理由も教えてくれないんだよ。」



 「教える必要がないと思うから。」



 あぁ、こんなこと話したくないな。



 「何でだよ、必要大アリだろうが。



 俺たちのことだろ?」



 「私の問題だから。」



 強く言い切ると浅葱はしばらく黙ってしまった。

< 240 / 364 >

この作品をシェア

pagetop