ずっと、傍にいてよねっ!
 しばらく沈黙が続いて、気まずい空気が流れた。




 「俺さ、」



 重い空気を破るように浅葱が口を開く。



 「お前のことが好きだって、気付いたんだ。」




 「…は?」



 突然意味の分からないことを言われて戸惑う私。



 「俺は、確かに黒川に告ったけど。



 やっと、気付いた。



 今まで嫌い嫌いって思ってたけど、俺にとっては菜緒が一番大事な奴だった。」


< 242 / 364 >

この作品をシェア

pagetop