ずっと、傍にいてよねっ!
 「浅葱、無理しないで。」




 「無理なんて、してない。」



 浅葱に強く言い切られて、今度は私が黙ってしまった。



 「黙って、聞け。



 近くにいたからずっと気付けなかっただけだったんだ。



 離れてみて、やっと分かったんだ。」




 浅葱の言葉が、胸に刺さる。



 
 とがったナイフのように、私の心に突き刺さる。



 
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