ずっと、傍にいてよねっ!
 浅葱も、ファーストキスだったりするの?




 私が、初めてだったりするの?




 ホントに、私のことが好きなの?



 浅葱の顔を見ながら、ふとそんなことを考えた。




 それが、浅葱にはお気に召さなかったようで。



 「考え事してる。




 余裕だな。」




 「ちがっ…! ふぁっ………っ」



 キスがどんどん深くなってく…。



 触れるだけだったキスが、角度を変えて何度も何度も私の唇に吸い付く。




 噛み付くような、貪るような、でも…優しいキス。
< 256 / 364 >

この作品をシェア

pagetop