ずっと、傍にいてよねっ!
 「お母さんたち、まだ寝てる?」




 「あぁ、」




 力なく答えた浅葱。



 
 「シャキッとしろよっ。




 お互い、頑張ろうよ。




 
 もう学校でも会えないけど、元気でね。」




 
 椎くんや秦くんともっとお話したかったけど。




 これ以上いたら出て行くタイミングを逃してしまう。




 「お邪魔しました。」




 そう言って、私は浅葱の家を後にした。




 
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