ずっと、傍にいてよねっ!
 階段を降りて、さぁ荷物を取りに行こうと歩き出した時。




 「菜緒!」



 
 名前を呼ばれた。




 振り返ると、浅葱も階段を降りてきていた。




 「二十歳超えるまで、頑張れ。



 そしたら俺、絶対お前を迎えに行ってやる。



 ホテルどこだ。



 時々、遊びに行ってやる。



 応援してる。



 
 待ってろ。必ず、迎えに行く。」




 浅葱が言った。




 
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