ずっと、傍にいてよねっ!
 しばらく、まだ昔とも言えない近い思い出に浸っていた。



 「菜緒。



  何で、俺たちと帰らない?」



  しばらくして、浅葱が私に問いかけた。




 「……」


 
 「答えろよ」



 「き、…」



 「き?」



 「…企業秘密…です」
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