まだ、心の準備できてません!
ダメダメ、お客さんを待たせちゃ。
小さく頭を振って余念も振り払い、ラッピングのことへと思考を切り替える。
箱ではないから、不織布でふんわり包んだ方が良さそう。
「包装紙やリボンのお色は何系がよろしいでしょう?」
「そうだな……」
顎に手をあてて、一瞬考えを巡らせた色男さんは、何故かそのまま私を見つめてくる。
え……な、何で?
優しさと力強さが合わさった魅惑的な瞳から目を逸らせずにいると、彼はまたふわりと笑みを浮かべる。
「温かい色にしてもらおうかな。可愛らしさと、爽やかさが混ざったような」
……何だったんだろう、今のは。
少しだけドキリとしたけれど、その注文に合う色を瞬時に検索しながら、私も笑って「わかりました」と答えた。
可愛らしさと言えば、やっぱりピンクだよね。
それに爽やかさをプラスするとなると、水色か黄緑を合わせたらいいかな。
レジの後ろの棚から何種類かの不織布を取り出し、合わせてみて淡いピンク色と黄緑色を使うことにした。
これを華やかなお花みたいに仕上げてみよう。
こうやって、頭の中でラッピングの出来上がりを想像するのが好き。
これを渡された人が笑顔になるのだろうと思うと、またさらに心が弾む。
小さく頭を振って余念も振り払い、ラッピングのことへと思考を切り替える。
箱ではないから、不織布でふんわり包んだ方が良さそう。
「包装紙やリボンのお色は何系がよろしいでしょう?」
「そうだな……」
顎に手をあてて、一瞬考えを巡らせた色男さんは、何故かそのまま私を見つめてくる。
え……な、何で?
優しさと力強さが合わさった魅惑的な瞳から目を逸らせずにいると、彼はまたふわりと笑みを浮かべる。
「温かい色にしてもらおうかな。可愛らしさと、爽やかさが混ざったような」
……何だったんだろう、今のは。
少しだけドキリとしたけれど、その注文に合う色を瞬時に検索しながら、私も笑って「わかりました」と答えた。
可愛らしさと言えば、やっぱりピンクだよね。
それに爽やかさをプラスするとなると、水色か黄緑を合わせたらいいかな。
レジの後ろの棚から何種類かの不織布を取り出し、合わせてみて淡いピンク色と黄緑色を使うことにした。
これを華やかなお花みたいに仕上げてみよう。
こうやって、頭の中でラッピングの出来上がりを想像するのが好き。
これを渡された人が笑顔になるのだろうと思うと、またさらに心が弾む。