まだ、心の準備できてません!
期待で膨らんだ気持ちが萎んでシュンとしていると、ジャスミンさんが「でも何で?」と問い掛ける。
陽介達も耳を傾ける中、私がマシロという包装用品専門店で働いているということや、その経営の雲行きが怪しいことなどを説明した。
親身に話を聞いてくれたジャスミンさんは、腕を組んでうんうんと頷く。
「なるほど、固定客を増やしたいわけね」
「はい。少しでもお店の経営に貢献出来ればな、と思って」
「よーし。じゃあ皆に呼び掛けておきましょ!」
ぱっと表情を明るくしてそう言った彼女は、突然カウンターを回ってこちらにやってきた。
「え? えっ!?」と戸惑う私に恋人のように腕を絡め、座っていたハイチェアから下ろされる。
ぽかんとする陽介と由香を置いて、私はジャスミンさんに連れられて、カラオケに使っている小さなステージに立たされてしまった。
えぇ~~何させられるの!?
どぎまぎする私をよそに、ジャスミンさんがマイクを取り、スイッチを入れる。
「皆~聞いて! ジャスミンからお願いがありまーす!」
突然響き渡った声に、賑やかだった店内が静寂に包まれる。
そして、皆の視線は当然こちらに集中する。
“お願い”って、もしかしてジャスミンさん……?
陽介達も耳を傾ける中、私がマシロという包装用品専門店で働いているということや、その経営の雲行きが怪しいことなどを説明した。
親身に話を聞いてくれたジャスミンさんは、腕を組んでうんうんと頷く。
「なるほど、固定客を増やしたいわけね」
「はい。少しでもお店の経営に貢献出来ればな、と思って」
「よーし。じゃあ皆に呼び掛けておきましょ!」
ぱっと表情を明るくしてそう言った彼女は、突然カウンターを回ってこちらにやってきた。
「え? えっ!?」と戸惑う私に恋人のように腕を絡め、座っていたハイチェアから下ろされる。
ぽかんとする陽介と由香を置いて、私はジャスミンさんに連れられて、カラオケに使っている小さなステージに立たされてしまった。
えぇ~~何させられるの!?
どぎまぎする私をよそに、ジャスミンさんがマイクを取り、スイッチを入れる。
「皆~聞いて! ジャスミンからお願いがありまーす!」
突然響き渡った声に、賑やかだった店内が静寂に包まれる。
そして、皆の視線は当然こちらに集中する。
“お願い”って、もしかしてジャスミンさん……?