まだ、心の準備できてません!
とりあえず渡せたことにホッとしていると、夏輝さんはプレゼントをダイニングのテーブルに置いて、こんなことを口にする。
「俺からのプレゼントは、美玲がちゃんと気持ちを伝えてくれたらご褒美にあげるよ」
「えっ──」
夏輝さんも、忙しい中私に何か用意してくれたの?
胸をときめかせると、彼は私の手を取り、「おいで」と言ってどこかへ向かう。
おとなしくついていくと、開かれたドアの先に待つものは、窓際に一台のベッドが置かれた寝室。
忘れていた緊張感が舞い戻ってきて、ベッドのそばで立ち尽くすと、彼はまだ着たままだった私のコートのボタンに手を掛けた。
この下が素肌というわけじゃないのに、ドキン!と激しく心臓が波打つ。
されるがままにすべてのボタンを外されると、彼は妖艶な瞳を私に近付けてくる。
「今は、もうひとつのプレゼントをもらいたいんだけど」
「ん……っ」
その言葉の直後、ゆっくり唇が重ねられ、肩からするりとコートが落とされた。
ねっとりと絡み付くような濃厚なキスで、理性はあっという間に崩れてしまう。
もう、このまま溶けてしまいたい──。
身体の力が抜けてよろけた私を、夏輝さんが腰に手を回して支えてくれて、ふたりでベッドサイドに腰を下ろした。
「俺からのプレゼントは、美玲がちゃんと気持ちを伝えてくれたらご褒美にあげるよ」
「えっ──」
夏輝さんも、忙しい中私に何か用意してくれたの?
胸をときめかせると、彼は私の手を取り、「おいで」と言ってどこかへ向かう。
おとなしくついていくと、開かれたドアの先に待つものは、窓際に一台のベッドが置かれた寝室。
忘れていた緊張感が舞い戻ってきて、ベッドのそばで立ち尽くすと、彼はまだ着たままだった私のコートのボタンに手を掛けた。
この下が素肌というわけじゃないのに、ドキン!と激しく心臓が波打つ。
されるがままにすべてのボタンを外されると、彼は妖艶な瞳を私に近付けてくる。
「今は、もうひとつのプレゼントをもらいたいんだけど」
「ん……っ」
その言葉の直後、ゆっくり唇が重ねられ、肩からするりとコートが落とされた。
ねっとりと絡み付くような濃厚なキスで、理性はあっという間に崩れてしまう。
もう、このまま溶けてしまいたい──。
身体の力が抜けてよろけた私を、夏輝さんが腰に手を回して支えてくれて、ふたりでベッドサイドに腰を下ろした。