【完】CHESS-WHITE or BLACK-(誤字脱字加筆修正中P194まで修正完了済)
「ま、とりあえず学校行こうぜ」
私の手をしっかりと握った優羅
しかも恋人繋ぎ
「……んじゃ、俺と栞も行くわ!」
「あ、ほんとだっ!時間が!」
そんなこと言ってるけど
二人共遅刻常習犯でしょ
白々しい二人を見ていると
「姉貴ー!俺らも行くぞー!」
流斗がそう言った
「そうだね。優羅、行こ!」
私には優羅達がいる
だから、なにも怖くない
「ふっ、お前はずっと笑ってろ」
優羅が優しく笑った
え、、あの優羅が?
思わず目を見開いてしまう
「んだよ?」
「いや…なんか優羅が今日優しすぎて怖い」
本音を伝えてみた
「……ってことは、普段の俺は優しくないと?」
無表情に戻った優羅
え、、怖い!