ひと夏の救い
2章:学校の七不思議

それから3ヶ月が経った。

まず不服な事に、
私は教師達のターゲットになってしまったらしい。

入学式の後に説教たれた鬼婆(おにばば)には、
特に目を付けられてる。

授業中に寝てても呼び出され、
寝てる事に憤慨してきた教師に
既に教科書に載っている事を板書する
意義と有用性について問うたら
それはそれで鬼婆に言いつけられて呼び出される。

まともな教師なんて居やしないわね。はぁ。

まあ、私は変わらず意味の無い授業で
起きている気は無いので、
疲れた脳を休ませては
鬼婆に般若の顔で叱られる。

というのが日常になっていた。


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