ひと夏の救い

「七不思議の確認するのは澄晴だよな!
言い出しっぺだし1番知ってるだろ!
俺は懐中電灯持ってくる!
家には1個しかないから〜、
穂積も懐中電灯持ってくる係な!
幽霊って攻撃して来るかな?
一応ヘルメット持ってきた方が良いか?
あ!岬はちゃんと起きて、荒峰はサボらないようにな!
よ〜し!そうと決まれば準備しに急がないと!
夜の8時に集合だぞ〜!」

じゃーなーって颯爽と駆けていく木下君。

…えっ!!!今日行くの!!!!?

きっと皆思った。

「まこちゃん、
今日完全下校の日で部活無かったから、
不完全燃焼だったんだろうねぇ。」

遠い目をした澄晴が言った。
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