ひと夏の救い
それから一週間がたった。
あの意味不明なやり取りで不服極まりない呼び名が決まってから、
席が前後していることも災いして、
澄晴は毎日私に話しかけてきた。
それを見て何を勘違いしたのか他のクラスメイトまで私に話しかけて来たけど、
くだらない話ばかりだったし、
馴れ合う気もなかったから明らかに関わりたくないって態度とったら話しかけてくる人はいなくなった。
勿論澄晴にも同じ態度で接してるのに、
何故かどんな冷たい態度をとってみせても離れて行かない。
ほんっとうに、可笑しな人。
で、挙句の果てには友達を紹介してきた!
男子が紹介するから紹介されるのも勿論男子。
私は友達なんていらないのに、…はぁ。
同じ様に対応していたら大体の人は怒って行ったけど、
何故か残る変な人が三人もいた!