パンジーの花
「やっと付き合ったのかよ、おまえら。」
「こっちは速くくっつけー!て思ってたんだよ!」
ナオトくんと二人で野次を飛ばせば、気づいてたのか。と柴田くんが声を上げる。ナオトくんから聞いたといえば、また声を荒げた。
「今日はもう二人でデートしてこいよ。」
「ちょ、なにいってんの!瀬川!」
「そうだぞ、ナオトー!」
「また四人で会えばいいだろ。」
ナオトくんはそう言って、私の腕を掴んで二人でどっか行くから。と伝えた。
私も名案だ!と声を高くして伝えればナツキと柴田くんは照れながらありがとう。と呟いた。