パンジーの花

ユリは偶然にも俺の前の席で、最初の頃は心臓がすっげえうるさくてさ。
話しかけるなんてできなかった。授業サボってマサキに相談したら、
"今やらなきゃ誰かに取られるぞ"
そう言われて、俺は勇気をだして、
声をかけたんだ。

"そういえば、お前"
"…えっ、私ですか!?"

名前なんでとうの昔から知っていたけど、こう話すしかないと思って話した。
でもユリの口から、白川ユリって聞いた途端になんか、嬉しくなって。
やっと話せた。って、友達から始めれる。そう思った。
でも、俺の事覚えてないか、そう思って悲しくなったりもしたけど、それ以上に話せたから、嬉しくて忘れた。

話してく間に、ユリの事をもっと知って、もっと好きになった。マサキがナツキが好きなのは見てわかったし、マサキから聞いてたから、コイツ等も一緒に仲良くなれて良かったって思ったんだ。



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