パンジーの花


家の前にナオトくんが着いて、ドアをあけると、四人で遊ぶ時とはまた違うナオトくんが居た。

「ナオトくん、おまたせしました!」
「…おう。」

なんだか素っ気ないナオトくんを見ると、顔をそっぽ向いて、頭を撫でてくれた。小さい声でかわいい。と言ってくれて、タコみたいに茹で上がった。

「ナオトくんも、かっこいい…」

ナオトくんも、私と同じで耳まで赤くして、お揃いになった。えへへと笑えば、ナオトくんにデコピンされた。
二人で手を繋いで、商店街へ向かった。

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