パンジーの花
三歩目
知らない
"課題が追いつかない"
"助けて"
"ならユリに教えてもらおうぞ"
"おー"
ナオトくんとの交際も順調。幸せな日々を送っていたある日、四人のグループチャットにて、そんな会話が繰り広げられていた。課題、あ、やってないや。
"いいよ。何時から?"と送れば、みんなの返信はやはりはやく、"いくー!"とメッセージがきていた。
お母さんに了承をとれば、難なくオッケーがでたので、みんなにそれを伝える。
今から準備して、家にくるみたいだ。
さあ、私も準備しよう。
みんなが集まったら、柴田くんとナツキに、ちゃんと付き合いました。を面と向かって言うんだ。