後悔
出会い
「よしっ!これでいい…のかな?」

私は鏡の前でクルッとまわってみる。

「結実ーっ!準備できたのー?朝ごはんできたから降りてらっしゃーい!」

お母さんの声だ。朝からよくあんなに大声でるなぁ。
下に降りると

「あら、いいじゃない。結実も高校生かぁ」

と言ってまだかたい真新しい制服を眺めていた。

私、西村結実は今日から高校生です。

「あっ!もう40分!?あと10分しかないじゃん!いってきまーす!」

「ちょっと!結実!朝ごはんは!?」

朝ごはんなんて食べてる時間ないよ!
私はお母さん声を聞こえないフリをして全速力で学校へ向かった。
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