赤ずきんと寂しがり狼


足を滑らせた。



湖にドボンと音をたてて一瞬自分の体が冷たくなったのと視界がぼやけてどうゆう状況かわからない
落ちる時、体を水面に叩きつけてしまった痛みで動けない…。
今日一番の馬鹿をしたかも…



諦めて目を瞑った時
大きな手に一気に体を引き上げられた


「カハッ!!ゴホッ!!!!」
「大丈夫ですか!!!?」



最初は、耳に入ってしまった水と目がぼやけたせいで彼の声もよく聞こえないし姿も見えなかった


けどもう滑らないようにしっかりと強めの力で支えられてるのを感じて今まで落ち着きはらっていた彼が一気に焦っていたことだけは確かに伝わってきた


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