赤ずきんと寂しがり狼



「…落ち着きました?」

やっと体が落ち着いてきた時に咳が止まったのに気づいて心配して声をかけてくれた。


「あ…うん、もう大丈夫…ありがとう」




自然と彼に抱きしめられる体勢になってるんだけど、どことなく落ち着いてボーとしてしまう

「そろそろ上がりましょう…このままじゃ寒いですし」

「うん…」


この体勢のままでもいいんだけど、彼も風邪をひいてしまうとたいへ…ん…?

「え…?」

頭のそれ…



「!!」
今気づいたと言わんばかりの顔でササッと濡れたパーカーのフードで頭と表情を隠してしまう
私を助ける時にフードが取れてしまったみたい




「…あなた……」










ここで何も見てないふりをしていれば…









今が変わっていたりしたかしら?











「…人狼だったの…?」




< 17 / 17 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

大好きな君の隣にいる春のこと

総文字数/587

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop