赤ずきんと寂しがり狼

「…ずいぶんと馬鹿みたいですね」

「ばっ!?」
自分から聞いといてそれはないんじゃないの!?



「ほら、つきましたよ」

気づいたらおばあちゃんの家の前についていた、若干何も起こらなくてほっとしている。

「…帰りも送りましょうか?」

「結構です!!一人で大丈夫ですから!」


さっきの馬鹿という言葉のせいで苛立ちが隠せない、それに知らない人といきなり2人っていうのが元々無理なのよ!
行きが安全だったから帰りも送ってもらって安全なんて保証はないしね!


「ここまでありがとうございました!
それでは、さようなら!!」


ドスドスと足で地面を叩くように歩く
気づいた時には綺麗な空が広がっていた私の視界は真っ暗になった…
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