闇夜の黒猫 下



屋上


『で、話ってー?』

分かってるけどさっ

良哉「なんで黙ってた。」

『いや、別に黙ってたワケじゃないけど。言うタイミングがなかっただけ。』


由衣「そんなケロリと言わなくても」

雀人「ねぇ?」

だってケロリと言っちゃうんだもん。

致し方ない

『質問それだけ?』

良哉「まだある。なんで逃げてるんだ?」

『それは言えないなぁ~』

良哉「あいつらはお前のこと許してんだぞ。」

『さぁ?それはどうかな?』


少なくともそれはありえない。

だって聞いちゃったんだもん

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