ヒスイ巫女2
「さてと、どうしようかな」
蒼が来た場所は隠し扉から繋がる部屋そこは騒がしくもない質素な部屋。
蒼が入った事で屈強な男達がでてきた。
「秋さん知ってる?」
その名を聞いた途端男達は顔色を変えた。
そして問答無用でなぐりかってくる。
そんなの巫女の国で次期隊長だと言われている蒼にきくはずがない。
(なるべく派手な事はしたくなかったが…)
蒼は首に一撃ずつ確実にいれていった。
だから男達が全員意識がない状態になった。
そして奥の扉を開いた。
扉を開けると女性が書類にハンコを押そうとしていた。
蒼はその書類を奪った。
「誰だ。てめぇは!」
書類を見た蒼は紙を破った。
「おめぇらこそ何してやがる!」
書類の中身は借金の組み立てだった。だが借金返済を済んでいるはずなのにまだお金の不当な利子分を払えというものだった。詐欺だ。
そこの頭領であるだろう
男を殴った。
男はふっと笑い
「殴ったな。今お前は餓狼団を敵に回した!」
今さっきの静かな空間ではなくまさにおもちゃを与えられた子供のように陽気なった。
「手始めにお前を待ってるやつらでも片付けるか・・・おいっ!」
手下を使い蒼を捕まえようとする。さすがの蒼でも大多数になると一人では戦えない。
あっさりと捕まり猿ぐつわをさせられた。
窓の外に首を出させられる。
下にはヒスイと優希がいた。
そこに近づいていく男達
「ちゃんと見とけよ。お前が俺たち餓狼団に喧嘩をうるから犠牲になる所を!」
外にいる優希くんに気づいたのか秋さんが悲鳴をあげてる。
蒼は外をじっと見ていた。
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