ヒスイ巫女2
「スイを見たか?」
蛍は楼宮に戻り1人ヒスイを探した
サッチを使えば早いのだが力が使えない。
力が完全に無くなっている。
「蛍!ヒスイ見なかったか?」
陸も合流した。
「俺も探してるところだが見つからないし。サッチも使えねないし。ヒスイが防御してるからか」
ドゴッン
地響きがひびく
「この力ヒスイのだ! まさか!」
「急ぐぞ蛍!」
ムーブメント
2人の思った通りヒスイは蒼の遺体を置いている場所にいた。
だが予想とは大きく上回る予想外の事も起こっていた。
「2人とも死にたくなければ下がって」
冷酷な声
恐ろしさも感じる。
「ヒスイ何をするつもりだ。」
そんなおそろしさに負けない2人
「禁術,リビネエールを行う」
禁術リビネエールとは、巫女に使える禁術。
周りの力を奪い一点に集中させる。
つまり生命を奪い生命を宿す
だがこの力には悪魔の力と治癒能力が同時に必要になる。
だから出来ないと言われていた。
だがヒスイはその力が今使える。
「ヒスイ俺の力奪っただろ」
真剣な眼差しで言った。
「まさかヒスイ蒼の力を貰ったのか?」
ヒスイの身体が震えた。
「そうなんだな・・・」
「・・・いいんだよ。蒼を生き返させるから」
「何!?」
ヒスイの周りから紅色と黒色の光が光った。
「蛍は言ったよね。蒼との記憶を消せば私から悲しみが消えるって」
光に包まれながら悲しそうに話す。
「ねぇ、私にとって蒼の記憶は命ぐらい大事な物。
それを奪うのか!」
怒りのように光が濃くなっている。
「スイやめろ!」
光の中に蛍が入ってきた。
その光が当たれば生命が奪われるほどの恐ろしい光
けれども蛍は恐れずに光の中に入る。
「蛍、危ない!」
「スイごめん。お前を傷つけたな。」
ヒスイは話を聞かない。
「だけど!
兄さんが喜ぶわけがない!」
・・・
「そんなの、そんなの分からない!」
「分かってるだろ!
兄さんが悲しむって!
ヒスイ分かれよ!」
必死な蛍の呼びかけにヒスイは戸惑う。
ヒスイの周りの光がしだいに弱まった
そしてヒスイがその場に座り込んだ。
涙がこぼれ落ちていた。
自分が悪い事をしていると分かったから
「蒼、ごめんなさい」
崩れ落ちたヒスイを蛍が抱きしめる。
安心したように泣き続けるヒスイ
今まで我慢していた分泣いていた。
「スイ、兄さんはきっとお前よりずっとお前の事がすきだった。」
ヒスイが泣いている所を優しく抱きしめた。
愛しい人を抱きしめるように優しく・・・
ヒスイも抱きしめられるほど涙を流し続けていた。
しばらく時間が立ちヒスイの涙も止まってきた。
「ヒスイ納骨式にいくぞ」
「う、うん」
涙を拭きながら頷いた。
心に整理がつき、ヒスイは最後に蒼とお別れを伝える事ができた。
最期の時まで一緒にいた・・・
蛍は楼宮に戻り1人ヒスイを探した
サッチを使えば早いのだが力が使えない。
力が完全に無くなっている。
「蛍!ヒスイ見なかったか?」
陸も合流した。
「俺も探してるところだが見つからないし。サッチも使えねないし。ヒスイが防御してるからか」
ドゴッン
地響きがひびく
「この力ヒスイのだ! まさか!」
「急ぐぞ蛍!」
ムーブメント
2人の思った通りヒスイは蒼の遺体を置いている場所にいた。
だが予想とは大きく上回る予想外の事も起こっていた。
「2人とも死にたくなければ下がって」
冷酷な声
恐ろしさも感じる。
「ヒスイ何をするつもりだ。」
そんなおそろしさに負けない2人
「禁術,リビネエールを行う」
禁術リビネエールとは、巫女に使える禁術。
周りの力を奪い一点に集中させる。
つまり生命を奪い生命を宿す
だがこの力には悪魔の力と治癒能力が同時に必要になる。
だから出来ないと言われていた。
だがヒスイはその力が今使える。
「ヒスイ俺の力奪っただろ」
真剣な眼差しで言った。
「まさかヒスイ蒼の力を貰ったのか?」
ヒスイの身体が震えた。
「そうなんだな・・・」
「・・・いいんだよ。蒼を生き返させるから」
「何!?」
ヒスイの周りから紅色と黒色の光が光った。
「蛍は言ったよね。蒼との記憶を消せば私から悲しみが消えるって」
光に包まれながら悲しそうに話す。
「ねぇ、私にとって蒼の記憶は命ぐらい大事な物。
それを奪うのか!」
怒りのように光が濃くなっている。
「スイやめろ!」
光の中に蛍が入ってきた。
その光が当たれば生命が奪われるほどの恐ろしい光
けれども蛍は恐れずに光の中に入る。
「蛍、危ない!」
「スイごめん。お前を傷つけたな。」
ヒスイは話を聞かない。
「だけど!
兄さんが喜ぶわけがない!」
・・・
「そんなの、そんなの分からない!」
「分かってるだろ!
兄さんが悲しむって!
ヒスイ分かれよ!」
必死な蛍の呼びかけにヒスイは戸惑う。
ヒスイの周りの光がしだいに弱まった
そしてヒスイがその場に座り込んだ。
涙がこぼれ落ちていた。
自分が悪い事をしていると分かったから
「蒼、ごめんなさい」
崩れ落ちたヒスイを蛍が抱きしめる。
安心したように泣き続けるヒスイ
今まで我慢していた分泣いていた。
「スイ、兄さんはきっとお前よりずっとお前の事がすきだった。」
ヒスイが泣いている所を優しく抱きしめた。
愛しい人を抱きしめるように優しく・・・
ヒスイも抱きしめられるほど涙を流し続けていた。
しばらく時間が立ちヒスイの涙も止まってきた。
「ヒスイ納骨式にいくぞ」
「う、うん」
涙を拭きながら頷いた。
心に整理がつき、ヒスイは最後に蒼とお別れを伝える事ができた。
最期の時まで一緒にいた・・・