ヒスイ巫女2
「出来たか?」
「う、うん一応」
ヒスイがおずおずと蒼に差し出した。
蒼は味噌汁を受け取りグイッと一気に飲んだ。
「マズッ」
ガーン
ヒスイは愕然としていた。
そんなヒスイの頭に手が乗った。
「嘘だよ。」
優しい笑顔で蒼は笑った。
「蒼!本気で心配したじゃん」
ヒスイの頭を何度も撫でながら
「ゴメンゴメンなんか驚かしたくてな」
「蒼!ならこれお兄ちゃんとか蛍とかに渡してきていい?」
ヒスイの言葉を聞いた途端蒼はすべて味噌汁を飲み干した
「アッー!蒼なんで全部飲んじゃたの!」
「喉が渇いてたからな、ヒスイなんか飲み物取ってきてくれ」
「分かった!行ってくる」
ヒスイは猛ダッシュで部屋を出た。
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