ほろ苦キャラメルマキアート ~コーヒーの香りに誘われて~
「...あれ?」
カフェへ向かっている途中、私は彼らしき人物を見つけた。
私が彼を見間違えるはずない......あれは彼だ。
「...え?でも......」
隣には女の人がいた。
すごく美人で、優しそうで。
たぶん彼と同じくらいの年齢かな。
大人の人、って感じだった。
彼女...かな。
まだ彼女かどうかは分からないけど、私は1つ思い知らされた事がある。
『私は子供、彼は大人』
彼にはああいう綺麗な大人の人が似合うんだ。