ほろ苦キャラメルマキアート ~コーヒーの香りに誘われて~


「はは...バカだなあ、私」


最初から分かってた事じゃん。


叶うはずの恋だって。


私の恋は実らないって。


そして、彼と女の人は、彼のカフェの中へ入っていった。


これじゃ...カフェなんて行けないよ。


行きたくないよ。


私は来た道を戻った。


溢れようとする涙を必死に堪えた。



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