星屑埋葬~赤ん坊の死~

靴をはこうとして玄関の式台をおりるとき、
離れのベッドで眠っている赤ん坊の泣き声がした。

メグはそれまで、赤ん坊のことはすっかり忘れていたのである。

メグはスーツケースを放り出して離れへ駈けて行った。

ベッドの中の赤ん坊を両手ですくいあげるように抱くと、
赤ん坊は現金なほどぴたりと泣きやんだ。



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