星屑埋葬~赤ん坊の死~

急に空腹がメグを襲った。

時計を見ると五時を廻っている。

メグは大食堂のガラスケースの前で長い間迷ったあげく、
赤ん坊にはうどん、自分のためにはお子さまランチを注文した。

お子さまランチはケチャップで味つけしたライスに、
ハムだの、 茹卵だの、小型のハンバーグだの、サラダだのがついていて、
同じ値段でこれだけバラエティのあるものは見当たらない。

量は少なかったが、赤ん坊がうどんを殆ど残したので、汁まですっかりすするとメグは満腹して上機嫌になった。



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