幼なじみと不器用恋愛




「っ、ううん…っ」



ダッシュでその場を去って中庭に行く。




「ふ、ぇ……い、くや……っ」




その場に座り込み、泣き始める。



やだよ、これから他人なんて。郁也とは幼なじみ。


前みたいに話そうよ、笑おうよ。




涙をこぼしていると、




「綾崎……」



佐藤くんが私の名前を呼んだ。



「さ、とうくん……」




佐藤くんは座り込んでる私の横に座り、頭を撫でてくれる。



< 114 / 319 >

この作品をシェア

pagetop