幼なじみと不器用恋愛




「そっか……ありがとね、由奈ちゃん。」



「いえ。ではまた……」



郁也のお母さんと別れて家に入る。




偉そうなこと言っちゃったけど、私今の郁也のこと全く知らないんだよな……。



何にも知らないけど、郁也が努力家だってことはわかる。



郁也は小さい頃、運動神経は良かったけど、勉強は苦手だった。




だけど一生懸命勉強して、中学2年生になるとその成果か、毎回上位。



そして受験が終わって私たちの高校に受かったと知っても、

今度は高校に向けての勉強をしてた。


それで今は1位常連。


あと、私の部屋と郁也の部屋は窓越しにとなり。



小さい頃はよく窓を飛び越えてお互いの部屋を行き来してたほど近い。




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