幼なじみと不器用恋愛
私と郁也
次の日。
家を出ると、
「あ……お、おはよ」
たまたま会う。
「はよ。学校行こうぜ。」
「う、うん!」
なんだろう、すごく今更なんだけど、
……郁也めっちゃモテる…
だって通りすがる知らない女の人、みんな郁也を見ていくんだもん。
ほんと今更だけど、その度に私が隣にいていいのかとか思ってしまう。
だって……釣り合わないもん、私と郁也じゃ。
幼なじみだったってことだけで幼なじみじゃなかったら絶対喋らないし……
そんなこと思ってると郁也が私の髪をクシャリと撫でた。