幼なじみと不器用恋愛




「…私は強制的にだけどね。」




熱の時の告白はほとんど勢いだ。



弱ってるから仕方がない。




それなのに郁也は……いきなりキスして、しかもズルいことばっか言って……。



「まぁ、いいじゃねぇかよ。な?」



郁也はずるいなぁ……



そんな嬉しそうな笑顔見せられたら許すしかないじゃん。




「そういえば、今日一時限目、歴史だよな。」




「えっ、嘘、持ってきてない!」




「時間割変更あるって先生言ってたじゃねぇかよ。バカ。」




「うっ……バカを否定できないのが悔しい…」




郁也との甘い雰囲気はフワフワしてドキドキするけど、

やっぱいつもの会話も大好きだな。



そう思った。




< 181 / 319 >

この作品をシェア

pagetop