幼なじみと不器用恋愛
「…私は強制的にだけどね。」
熱の時の告白はほとんど勢いだ。
弱ってるから仕方がない。
それなのに郁也は……いきなりキスして、しかもズルいことばっか言って……。
「まぁ、いいじゃねぇかよ。な?」
郁也はずるいなぁ……
そんな嬉しそうな笑顔見せられたら許すしかないじゃん。
「そういえば、今日一時限目、歴史だよな。」
「えっ、嘘、持ってきてない!」
「時間割変更あるって先生言ってたじゃねぇかよ。バカ。」
「うっ……バカを否定できないのが悔しい…」
郁也との甘い雰囲気はフワフワしてドキドキするけど、
やっぱいつもの会話も大好きだな。
そう思った。