幼なじみと不器用恋愛




「不安なんかじゃない!むしろ全て任せたいくらい!」



なんたって郁也は今時男子だからね。




「ふーん、わかった。じゃ、俺に全て、任せろ。」




郁也はそう言って私の髪を弄り始めた。





***





「はいよ、出来た。」




それから数分、髪が出来上がる。



「わ…なんか新鮮……」



私の髪型は頭の横の耳の上にひとつで縛っている。



しかも毛先は少し巻いてあるし。



髪を巻いていいかどうかは、郁也に聞いたところ、

うちの学校は身だしなみについては特に校則とかないからいいらしい。



まぁ、派手なメイクとかはダメらしけど。




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