幼なじみと不器用恋愛
「患者様と医者に許可を得たので、行きますか?」
「あ、お願いします。」
看護師さんが帰ってくるまで時間はだいぶかかった。
ということはそれだけ頑張って説得してくれたのだろう。
「私…大切な人を亡くしたんです。」
看護師さんが話してくれた。
必死になって説得してくれたわけを。
「だから、会いたいという気持ちはわかります。
公私混同はダメだってわかってますがどうしてもそこのところ、してしまうんですよね。」
そして病室について看護師さんと別れる。
中に入るとそこには、彼がいた。