幼なじみと不器用恋愛
俺の想い
【朝霧 郁也side】
すこし距離おきたい
そういったのは紛れも無い事実。
だってあいつの話を聞く限り、今あいつの中での一番は石田ってやつじゃん。
確かに俺はあいつの話を聞きたかったし、なんでも受け止めようと思った。
だけど……無理だった。
だって好きな奴が泣きながら他の男の話をするんだぜ?
辛くないわけねぇだろ。
だから気づいたら、
「もっとさ、きちんと自分の気持ちを考えろ。本当に好きな人を見つけろ。
やっぱりお前が俺に抱いてる気持ちは恋じゃねぇ。」
こう言ってたんだ。