幼なじみと不器用恋愛
「あのさ、綾崎は超絶優しい素晴らしい俺じゃなくて冷たいおまえを選んだんだぞ?」
ってか、自分で素晴らしいとか言うなよ。
「おまえには勝てるに決まってんだろ。だけど石田には……」
「なに?勝てないって言いたいの?…逃げんじゃねぇよ。」
佐藤からの冷たい視線。
「逃げてなんかねぇし。」
佐藤から視線を逸らして言うと佐藤はイライラしたように俺を見る。
「逃げてんじゃん。結局おまえは自分が傷つきたくないだけだろ?
振られるくらいなら先に振っとけー!みたいな?」
自分が傷つきたくないってそんなわけ…