幼なじみと不器用恋愛
結局俺はあいつのことを考えてるフリをしながら自分が傷つかない方法を考えてたのかもしれない。
「バカかよ、おまえ…」
佐藤が珍しく俺のことをおまえ呼びする。
って、んなことはどうでもいいんだよ。
「誰だって一番は自分が可愛いんだよどうせ。
自分が傷つかないんなら確実にその方法を選ぶ。それだけだ。」
俺がそう言うと佐藤はバカにしたように笑った。
「おまえのその選んだ道は自分の首を絞める選択だけど?」