幼なじみと不器用恋愛
「なんでって…幼なじみだから……」
私がそう言うと女子たちは吹き出した。
「あはははっ、なにそれ、あんたと郁也幼なじみなの?釣り合わなすぎるわっ」
「っ」
わかってるよ、釣り合ってないことくらい。
「とにかく郁也には近づかないで。」
「っ、む、無理です!」
勇気を出して口答えしてみる。
「は?あんた何言って……」
「郁也と関わらないなんて無理です、ってか嫌です…!」
私がそう言うと女子たちは怒りで顔を真っ赤にさせた。