幼なじみと不器用恋愛




佐藤くんが…助けてくれた……っ



ドキドキと胸がなる。



「綾崎が呼び出されてる理由って朝霧が原因だよな……」



少し悔しそうに言う佐藤くん。



「え、なんで知って……」




「いや、さっきの女たちの会話が耳に入っちゃってさ。」




そうだったんだ……



「朝霧に言っておこうか?女の管理はきちんとしとけって。」




管理って……


クスリと笑ってしまう。




だけど、




「ううん、言わないで。確かに郁也のことで呼び出された。

だけど郁也はなんも悪くないし、郁也だってあの女子たちと関わりたくないだろうし。」





私がそう言うと佐藤くんは不思議そうな顔をした。



< 49 / 319 >

この作品をシェア

pagetop