幼なじみと不器用恋愛
日誌を書いてると、クラスメイトの佐藤くんが入ってきた。
「あれ、綾崎が日直だっけ?」
「あ、いや、その……」
どう答えればいいか悩んでると佐藤くんは私の前の席に座った。
「…確か朝霧だったよな?朝霧はどうした?」
「た、体調不良だそうで……」
私がそう言うと佐藤くんはデコピンをした。
「いたっ…」
「バーカ、アイツはカラオケ行ったんだろ?俺聞いてたんだ、朝霧と女子の会話。
おまえは……無理やり頼まれたのか?」
まっすぐ見つめられ俯くと頭をポンポンと撫でられる。