幼なじみと不器用恋愛





「騙してなんて、ないです……」




ボソリとそう言うとキッと睨まれる。



「本当、アンタムカつくんだけど。」



そう言って女子は手に持ってたジュースを私にぶっかけた。



「え……」



冷たい。しかも結構量多いし。



「はっ、その格好ウケるわ。じゃあねぇ、ジュースまみれの地味女さんをどれが助けてくれるかしらね。」




女子たちは私を鼻で笑って、私の前を去っていった。




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