囚われ姫の復讐



なにやら説明をし始めた。
特に聞かなければならないような内容でもなさそう。

そして寮の部屋の鍵と場所の地図を渡された。
高等部の寮は学園から少し離れているらしい。
1人部屋なんて本当にラッキー、それに高等部からは全部屋防音。

ここの寮はお金持ちの子たちも住むわけだからそれなりに有名ホテルも顔負けな部屋も用意しなければいけない。
私はそのお金持ちの上層部の内には入らないけどそこは理事長の勝手。


「ありがとうございます、それでは失礼し…」

突然強い力で引かれた。


「…ぅ…っん!!」

キス、された!!?
嘘でしょ…

「こんな事、他の生徒にされちゃだめだよ?」

そう言って微笑まれた。
気持ち悪い…理事長室を出るとすぐ近くのトイレで吐いた。
あの日から男の人には触られるだけでお腹からせり上がってくる感覚がするようになった…1人を除いて。



…さて、あと10分程でホームルームが始まる。
誰とクラスになったのか楽しみね…
今日は早速ホームルームの時間に自己紹介をして、寮で荷解き。

、とその前に職員室に行こう。
生徒名簿を手に入れたい…




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