手の届かない存在
1章:過去の私
中学3年の春だった。
初めて同じクラスになった。
でもその時はお互いのこと何もわからない。
あの時、私はこのクラスで上手くやっていけるかわからなかった。
小学5年からずっと新体操尽くしで男子と関わることも少ない私なのだから。
中学入学当初、クラスの男子にいじめられた。
原因は一緒にいた友達が原因で、その時の私は、本当にバカみたいに反発していた。
もうこんな学校は嫌だと思った。
先生も信用できないし正直あの場所に私の居場所なんてないと2年まで思っていた。
だからこそこんなに不安ばっかりの3年生を迎えてしまった。