手の届かない存在
次の日
学校ではクラスの専門委員の役員決めが行われた。
この2年間、ずっと学習委員の私はすかさず今回も学習委員を選んだのだが、
人が多すぎてじゃんけんになってしまった。
そして負けて最後のあまりの文化委員になった。
そのメンバーにはあの塾にいた佐藤君、友達の心夏(ここな)、村上さん、私だ。
役員も決まり、最初の学級専門委員会。
話し合いもなかなかできず、結局何人かでしかできなかった。
そして佐藤君とも話せなかった。
まず、あの人、いつも怒ってるみたいなんだもん。
このままやっていけるのかな…